月とスーパーボール。

以前、note で漫画原案コンテストがあったときに書いたものを見つけたので載せておきます。 1 回想。 陸上大会。中学男子走り幅跳び。 レーンに立って手を上げている伊藤ちひろ。 『遠くに行きたい』 走り出す。 『遠く』 走っている。 『なるべく遠く』 踏み込んで、ジャンプする。 『こんな重い体から抜け出して、もっともっと遠くに……』 着地しないまま回想終わり。 部室。痣だらけで倒れているちひろ。 2 中学校。 クラスメイトの噂話。 「ねえ、退院したんだってー」 「え、誰が?」 「陸上部の、ほら」 「ああ、あの人」 「あ、あのパッとしない人ね」 「

20251104

冬が近づいてきたからか、左腕の前腕部が乾燥して粉吹きができた。触れると鳥肌が立ったときのような細かな凹凸があり、擦ると白い皮膚がポロポロと落ちる。今までも首や肘周りなどによくできていて、治ったり、ひどくなったりを繰り返している。以前、「病院に行った方がいい」と言われたので皮膚科に罹ろうと思ったが、行列ができているのを見て面倒くさくなり散歩するだけで帰った。それ以来、皮膚科に行くのは諦めた。 ふと、以前インターネットで知り合った人で、魚鱗癬という病気を患ってらっしゃる人がいて、その人のことを思い出した。その人と言葉を交わした回数はそう多くはなかったけれど、文章を読みあって、ぼんやりとお互いに親